損害保険会社の選び方より大切なのは保険金額や補償内容の決め方
火災保険の入り方は、難しいものではありません。
一定の流れに基づいて、保険金額や補償内容を
一つ一つ決めて行くだけです。
火災保険を選ぶための流れを確認してみましょう。
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1.補償対象を決めるのは基本中の基本!どこまで補償するか
火災保険に入るときに、まずは補償対象を
決めていきます。
- 建物だけで充分か
- 敷地内の建物も必要か
- 家財は必要がないか
想定されるリスクを考えて決めます。
マンションの場合は、火災の際も全焼はなく
被害は内装と家財類がほとんどです。
全焼になり難い建物は、建物の損害保険金の支払いは
少ないので、家財の分まではカバーできません。
補償対象が増えると保険料は割高になりますので、
保険料との兼ね合いを見て検討しましょう。
2.建物の構造級別を判別する
火災保険は建物の構造級別で保険料率が変わります。
建物の主要部が燃えやすいか燃えやすくないかで
事故のときの損害も変わって来ます。
柱が鉄筋かコンクリートか木造かで
燃えるスピードに違いがあるのは
ある程度、想像できますよね。
以前は複雑でしたが、近年の改定で
建物の構造級別はシンプルになりました。
- M構造:コンクリート造建物、コンクリートブロック造建物、れんが造建物
石造建物、耐火建築物の共同住宅建物
- T構造:コンクリート造建物、コンクリートブロック造建物、れんが造建物
石造建物、鉄骨造建物、耐火建築物(共同住宅建物以外)
準耐火建築物、省令準耐火建物 - H構造:M、T構造に該当しない建物
M構造とH構造の保険料は3〜4倍の差が出てしまいます。
3.建物の保険金額を決める!正しい評価は根拠資料で
建物の保険金額は、
建物の評価価格を基準に±30%の範囲 で
設定できます。
家財の場合は、簡易評価や積算評価等を使って
比較的自由に設定できます。
保険金額を上げれば上げるほど保険料も高くなる。
万が一の場合、いくらあれば生活再建できるかを
よく考えて保険金額を設定しましょう。
評価額と保険金額がかなり乖離していれば
適切な保険金が貰えないことになるので
注意しましょう。
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4.各種割引が適応できないか確認する
火災保険でも保険会社によっては
独自の割引制度を設けている会社もあります。
長期割引は確認書類が必要ありませんが
以下のものは必要になって来ます。
- 新築年割引(建物築浅割引):築年数によって割引される
- ノンスモーカー割引:喫煙者がいない場合
- オール電化住宅割引:住宅内の空調、給湯、調理などを全て電気でまかなう場合
- ホームセキュリティ割引:指定のホームセキュリティを使用の場合
火災保険に加入するには、保険対象となる建物の
住所・延床面積・建築年月を証明できるものが
確認資料として取っています。
割引に必要なものを用意しましょう!
- 謄本(全部事項証明書)
- 住宅性能評価表
- 仕様書
- 建築確認申請書
- 確認済証
- 検査済証
この中から使える物を選んで使うようにします。
【要確認】火災保険の割引制度を徹底比較!有利な条件が解かり火災保険料を節約できた
5.補償内容を決める!今後想定されるリスクが高い物を優先
火災保険の補償内容は火災以外もあり
実に広くなっています。
- 火災・破裂・爆発・落雷
- 風災、雹災、雪災
- 水災
- 建物外部からの物体の落下・飛来・衝突
- 水濡れ
- 盗難
- 騒擾
- 破汚損
ただ、全てが必要と言う方はいないでしょう。
発生するリスクが高いものとリスクが無いものを
明確にして要・不要で仕分けをして行きます。
- 過去に自然災害に巻き込まれなかったか?
- 毎年発生する台風による水害は大丈夫か?
- 地震が予想される地域ではないか?
物件の補償はどのような災害までを補償するのか。
特約やオプションはどうするのかや免責は設定するのか
保険料との兼ね合いを見ながら決めていきます。
【参考資料】火災保険のグレードアップした補償内容と損害保険金支払いのケース
6.家財保険は必要?付帯なら補償額を決める
火災保険だけでは事故の場合に建物しか
補償されません。
単身者なら必要ないかもしれませんが
家財を再調達するのは相当費用が掛かります。
万が一の時に必要かどうか判断して
必要なら補償金額を決めましょう。
どこの保険会社でも簡易評価表を用意しています。
モデルケースが記載してあり、目安になるので
保険金額が解からない時は活用しましょう。
【要確認!】家財保険の相場はいくら、保険料は?火災保険と比べて必要性はあるの
7.地震保険を付帯するか決める
地震保険は単独では加入できません。
火災保険の加入が加入条件となります。
地震が原因となる噴火、火災や津波による損害は
火災保険では補償外です。
- 地震が原因の火災
- 地震が原因の津波
日本は南海トラフの影響もあり大地震が
起こりやすい島国です。
地震保険も1年から最長5年まで保険期間を選択できますので
火災保険に合わせて加入しておきましょう。
【必見情報!!】地震保険料金の値上がりなら必要ない?地震保険の全てを徹底解説
8.保険期間や払い込み方法を決める
火災保険は、1年契約から最長10年まで
保険期間を選択できます。
一般的に、火災保険は長期契約がお得です。
長期分割払いと一括払いがあり一括払いをすると
保険料が大幅に割引きされます。
火災保険長期係数モデル
保険期間 |
長期係数 |
---|---|
1年 |
1.00 |
3年 |
2.70 |
5年 |
4.30 |
10年 |
8.20 |
例えば1年契約で30,000円の場合
3年だと30,000×2.7 の 81,000円
5年だと30,000×4.3 の 129,000円
10年だと30,000×8.2 の246,000円
長い程、割安になります。
何故なら、保険会社は預かった保険料で
運用もしているからです。
長期契約なら毎年の更改がないので、
忙しい方にはおススメです。
火災保険一括見積もり依頼なら保険の窓口
火災保険は基本補償はどの会社でも、ほとんど変わりません!
ただ、免責の付け方や独自の特約などがあり
付け方で内容も保険料も変わってきます。
普通なら大手企業をおすすめしますが
大手は事業費が多く、保険料も割高です。
逆にネット系は事故の際の窓口が少なく
保険金請求に時間が掛かってしまう事に!
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現在の保険契約を見直す際は
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